「国家権力による謀略」説の出どころ、オウム問題で思ったこと
ingのホームページに「『国家権力による謀略』説の出どころ、オウム問題で思ったこと──現代資本主義をどう見るか?」(95年)を収録しました。
僕らがそこを飛び出しingをスタートさせた、旧い組織の時代のものです。
ともに社労党を出て、連帯感いっぱいだった組織のなかで、やがてだんだん互いの違和感が表面化してきたのですが、その、次々に現れた契機の1つがオウム問題でした。
すなわち、この組織の主流、多数派で、後にこの組織に残った人々はサリン事件等を「国家権力の謀略だ」「国家権力による自作自演だ」などと言い、あるいはこうした荒唐無稽な主張を批判せず、「これは宗教弾圧だ」「オウム弾圧を突破口に資本は治安強化、警察国家をめざしている」などと言い、他方、僕らは、これに呆れ、赤面し、こんな人々ととてもじゃないが一緒にはやっていけないと感じはじめたのでした。
というのは、それやこれやは個々の問題に対する意見の相違ではなく、もっと根本的な違いの、個々の現れでは、と気づきはじめたからです。
そのもっと根本的な違いというのは、資本主義の歴史的変化を、現代資本主義をどう見るか、ということでした。
ということで、オウム問題に関する意見の相違だけでしたら、いまさら、となるかもしれませんが、その相違をもっと根本的な相違から見ようとしているという点で、いまさら、ではないと思い、収録します。
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